NISA口座を変更したら保有銘柄はどうなるの？【投資信託・株式移管】で安心！

2024-10-24
 平田剛志

NISA（少額投資非課税制度）は、投資初心者からベテランまで、誰もが活用できる魅力的な制度ですね。しかし、証券会社や銀行など、NISA口座を扱う金融機関は様々です。ライフスタイルの変化や手数料の安さなどを理由に、NISA口座を変更したいと考える方もいるでしょう。

そこで今回は、NISA口座を変更する際、保有している銘柄はどうなるのか、その流れや注意点について詳しく解説していきます！

目次
  1. そもそもNISA口座の変更って必要？
  2. NISA口座を変更する際のステップ
  3. 銘柄はそのまま引き継げる？注意点も解説！
  4. 口座変更に伴う税金について
  5. 口座変更で得られるメリット

そもそもNISA口座の変更って必要？

NISA口座は、一度開設すると、原則として解約できません。しかし、金融機関を変えることは可能です。NISA口座を変更する理由は様々ですが、代表的なものとしては以下の点が挙げられます。

  • 手数料が安い証券会社に乗り換えたい
  • 取引ツールやサービスが充実している証券会社に乗り換えたい
  • 顧客サポートの質が向上した証券会社に乗り換えたい
  • 銀行と証券会社の連携が便利だと感じた

などがあります。

NISA口座を変更する際のステップ

NISA口座を変更する際は、以下の手順を踏む必要があります。

  1. 新しいNISA口座を開設する: まずは、移行先の金融機関で新しいNISA口座を開設します。
  2. 証券会社に「口座変更」を申し込む: 現在の証券会社に、NISA口座の変更手続きを依頼します。
  3. 銘柄の移管手続きを行う: 移行先の金融機関と連携し、保有しているNISA銘柄を移管する手続きを行います。
  4. 移管完了: 銘柄の移管が完了すると、新しいNISA口座に保有銘柄が反映されます。

銘柄はそのまま引き継げる？注意点も解説！

安心してください！NISA口座を変更しても、保有している銘柄は原則としてそのまま引き継ぐことができます。ただし、いくつかの注意点がありますので、しっかり確認しておきましょう。

  • 移管できない銘柄がある場合: 少数ながら、移管できない銘柄が存在する場合があります。事前に移行先の証券会社に確認しておくことが重要です。
  • 手数料が発生する可能性: 銘柄の移管には、手数料が発生するケースがあります。手数料体系は金融機関によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

【参考】

https://www.fsa.go.jp/common/content/000179826.pdf
（金融庁ウェブサイトより）

口座変更に伴う税金について

NISA口座を変更しても、税金のメリットは継続されます。

しかし、注意すべき点は以下の通りです。

  • 年間投資枠は引き継がれる: 新しいNISA口座では、残りの年間投資枠を活用できます。
  • 非課税期間はリセットされない: NISA口座を変更しても、保有銘柄の非課税期間はリセットされません。

口座変更で得られるメリット

NISA口座を変更することで、以下の様なメリットがあります。

  • より低コストな取引が可能になる: 手数料が安い証券会社に切り替えることで、投資コストを削減できます。
  • 使いやすい取引ツールやサービスを利用できるようになる: 取引ツールや情報提供サービスなどが充実した証券会社を選択することで、投資効率を向上させられます。
  • 顧客サポートの質が向上する: より丁寧な顧客対応を提供している証券会社に切り替えることで、安心して投資を進められます。

銘柄の移管は自動でできる？

NISA口座を変更する際、銘柄の移管は原則として自動で行われます。

ただし、移行先の金融機関と連携し、手続きを行う必要があります。証券会社や銀行によっては、オンラインで手続きができる場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

移管にかかる期間はどのくらい？

銘柄の移管にかかる期間は、金融機関によって異なりますが、通常は数日から1週間程度です。

ただし、銘柄の種類や数量によっては、時間がかかる場合があります。

銘柄の移管中に何かあったらどうなるの？

銘柄の移管中は、取引ができない状態になります。

そのため、移管期間中は急な売買が必要になった場合に注意が必要です。事前に移管予定日を金融機関に確認し、必要があれば移管前に売却しておくことをおすすめします。

移管手数料はどのくらいかかる？

銘柄の移管手数料は、金融機関によって異なります。

無料の場合もありますし、銘柄数や数量に応じて手数料が発生する場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

NISA口座を変更した後に、何か変更が必要なの？

NISA口座を変更した後も、投資方針やポートフォリオを見直すことが重要です。

新しい証券会社では、異なる銘柄ラインナップや投資信託商品が取り扱われている可能性がありますので、積極的に活用して、より効率的な投資を目指しましょう。

移管手続きは複雑なの？

NISA口座の移管手続きは、金融機関によって異なりますが、比較的シンプルに行えるようになっています。

証券会社や銀行のウェブサイトで情報を確認したり、窓口に相談したりすることで、スムーズに移行できるでしょう。

平田剛志
  • 平田剛志
成長株